静原神社の西、寺谷川の側に位置する。御祭神は豊宇気日女命である。村には言い伝えがあり、人皇十五代仁明天皇期に丹後元伊勢の真井原より豊宇気日女命という女性が付き人7名を連れて修養の途中に静原にたどり着いた。

そこにはすばらしい森ときれいな池があり一行はそこに落ち着き修養に励んだ。豊宇気日女命が賞賛したその森が静原神社北側の森(真路山)であり、池は真名井池と名付けられた。

長い年月の中で真名井池は井戸になり、今日まで静原神社南の邸宅の庭に残っている。付き人7名は豊宇気日女命没後も静原に留まり居を構え永住し、末裔は今も静原で暮らしている。